TESOL資格取得留学について

国際的に認められている英語教員のための資格TESOL

TESOL資格取得留学
TESOLは、国際的に認められている英語教員のための資格として、今もっとも注目されています。グローバル・コミュニケーションの中核を担う英語の必要性がより一層高まる中、英語教員の更なる質の向上が求められています。TESOLは、日本人のように母語が英語でない人、ネイティブではない人が、より高度に英語を教えるための資格です。名称のTESOLはその名の通り、Teaching English to Speakers of Other Languagesの略名です。

英語教育者もグローバルな視点を

あらゆる分野でグローバル化が進む中、英語教員の資格においてもグローバル化が進んでいます。海外の大学に留学し世界で最先端の英語技法を学ぶことで、他の英語教員との差別化を図り、グローバルに通用する英語教員として活躍を期待されるのがTESOLです。TESOLは世界各国の様々な認定機関でも学習コースがある国際資格として高い認知度を誇ります。TESOLは取得すると日本だけでなく世界中で英語を教授することができる高度な資格として認められています。英語教員としても一国にとどまることなく更に広い視野で、世界を自分の活躍の場と捉えることができるのです。

日本国内において、英語を得意としこれから教員を目指す人、すでに教員になった人はたくさんいますが、TESOLを取得した英語教員はまだそう多くありません。高度な技術に評価が高いのはもちろんのこと、稀少性が高いこともTESOLの価値のひとつです。

英語教育者キャリアだけでなく、これから目指す人にも

TESOLを取得すると英語教員として活躍できるか、と問われると答えはNOです。TESOLとは別に教員免許が必要になります。あくまで教員のステップ・アップのためのプラスαの資格といえます。TESOL取得希望者には、あらかじめ教員免許が求められている場合が多く、海外または国内の大学などで教員免許を取得してから目指すことが一般的です。そのため取得を目指す人たちは、既に英語教員としてのキャリアを数年~10年以上持つ人がステップ・アップを目的とする場合と、これからの英語教員として他との差別化を図るより高度な技術を身につけてからスタートを切ることを目的とする場合とに分かれます。

そのため、TESOL取得希望者は実に多様で、世界各国から様々な人種、年齢、キャリアを持つ人たちが集まります。海外留学という特殊な経験が、TESOL取得という高度な目的との相乗効果で、更に刺激的で豊かに彩られた経験となることはいうまでもありません。本当の意味でのグローバル・コミュニケーションの場は、TESOL取得を目指すスタートを切ったときから始まります。英語教員としてだけでなく、グローバル社会を生きる人材として自身を磨く大きなチャンスとなるでしょう。

難易度は様々

TESOLと一口にいっても、難易度は様々です。短期間で取得できるものでは、5週~8週間程度の履修で学士課程が授与されるコースがあります。これなら現職の教員でも休暇を上手に利用して取得することが可能です。期間だけでなく留学費用も抑えられるので、短期留学としてすぐにでも選択することができます。生活を大きく変えることはできなくても、現状のまま一歩踏み出す方法を探している人、少しでも教員としての教授法を高めたいという人には短期留学は非常に適した選択肢だといえます。また、専門的に学ぶものでは、大学院の博士課程、修士課程で長期間履修するという、より高度なものがあります。博士課程に進む場合はここでいう英語教員としてのステップ・アップよりも語学への研究の意味合いが強くなりますが、TESOLの学びの機会はこのように非常に多岐に渡ります。このように難易度、教養の深度に様々なレベルがあるので、自分の置かれた状況に応じて自由に選択することができ、目標設定のしやすい資格としても大変注目を集めています。

希望者の英語力

このように様々なレベルが設定されているTESOLですが、やはり英語教員としてのステップ・アップを目指すカリキュラムなので、一定水準以上の英語力を必要としますTOEFLiBTでは100点、IELTSでは7.0点程度のスコアが求められるといわれています。これはおおよその目安なので、認定機関や選択するコースによってはもっと低いスコアでも受講可能な場合があります。コースの選択を変えることでTOEFLiBTでは61点、TOEICでは 650点、IELTSでは 5.5点程度と先述したスコアから比べると、かなりの差があるのでこれを見て単に諦めずに、入学を希望する大学について個別に調べることをおすすめします。

TESOLは高度な資格ですが、英語教員として更に高い教授法を得たいと考える多くの人にとっての狭き門ではありません。期間、費用、レベルに応じて様々なコースがライン・ナップされており、すべての英語教員に対して広く門戸の開かれた資格であることもTESOLの魅力の1つです。

卒業後には

高い英語教授法のとして知られる国際資格TESOL取得者は、その後のキャリアの選択肢も実に様々です。主に大学、専門学校、小・中学校、高校などで教員として働くことが多いといわれています。海外赴任者の子供のための現地学校の教員としての活躍も期待されています。また、英会話スクールの講師として、TESOL資格を持つことで重要なポストが用意されていることもあります。その他、アドバイザー、教育監査役などとして活躍している人も多く存在します。その他、世界各国の省庁でキャリアを重ねたり、高度な知識を活かして出版社で働いたり、その後博士課程などへ進み研究者として新たなキャリアをスタートしたりする人などもいます。TESOLはその後の取得者のライフ・ステージの選択次第で多様なキャリアを実現する、新たな可能性を秘めた高度な資格としても大変注目されています。

英会話スクールでの需要

英会話スクールの講師として働くことを考えている人にもTESOLは注目されています。講師求人の応募資格にTESOLの有資格者と記載しているスクールもあるほどです。TESOL資格は教員の英語教授技法が高度であることを表します。そのためより高度な英語講師を求める英会話スクールにおいても、今多く求められている資格です。

TESOLの履修内容

TESOLの履修内容はとても理論的で高度なことでも知られています。教育の実践の場でより学生の気持ちを掴み、より高度な理解を促すテクニックについて学ぶことができます。
教員に指導する高度な資格を持つネイティブ講師によるレクチャー、より効果的な教材の選び方、英語でのコミュニケーション論、脳科学データを取り入れた最新の第二言語の習得論などを履修します。

その他話す、聞き取る、書くなど、基礎的な英語教育に必要な教授技能の細かなレクチャーなどもあります。また、従来のように漠然と教授法をレクチャーするのではなく、対象学生の実生活に結びつけた考え方などを取り入れて進めていくこともTESOLの特徴です。そういった革新的な教授法により、更なる理解を促すようプログラムされています。TESOLが世界で最先端の英語教授法と評価されているのはそのためです。

各国の政府が信頼を寄せる資格

TESOLの履修のために集まる留学生は多国籍であることでも知られています。特に英語が母語でないアジア人が多いのも特徴です。中国は国土が大きく人口も多いため、当然他の国に比べて留学生が多くなります。また、韓国では派遣制度や留学制度が充実しており、それを利用した多くの留学生が毎年TESOL取得を目指して海外留学をしています。その他、各国政府が信頼を寄せTESOL取得に力を入れているのは、オマーンを始めとする中東の国々です。これらの国では取得者の待遇がよく、英語教育に対する姿勢がより高まりを見せる要因となっています。

このように世界各国から実に様々な留学生がTESOL取得に向けて海外へ旅立っています。日本ではまだ取得者の少ないTESOLですが、海外での認知、評価を見ると今後日本での需要が更に高まることは明らかです。

コースの種類と概要

TESOLには希望者の語学力、期間、費用、目的に合わせて、主に4種類のコースがあります。詳細についてはそれぞれ異なりますので、各自で調べることをおすすめします。

サーティフィケート・インTESOL(Certificate in TESOL)
サーティフィケート(Certificate)とは学位のない証明書の略です。主に18歳以上の高校卒業者程度を対象としたコースです。英語教員としてスタートする際に高度な英語教授力を身につけたいという人に適しています。20時間程度の短時間履修で所得可能なTESOLから、180時間の履修を必要とするものまで多岐に渡ります。その中でも100~120時間程度の履修時間のコースを選択することでより高度な資格としての評価が得られます。

ディプロマ・インTESOL(Diploma in TESOL)
ディプロマ(Diploma)は大変高度な資格として価値が認められています。履修時間が200~400時間と非常に充実しており、確かな技術の取得が保証されています。レベルは高校卒業程度といわれていますが、ディプロマを取得した学生に対して学部課程、大学院課程の学位を授与するところもあるといわれています。より実務的な充実した履修を元に、今後ディプロマの評価、需要ともに拡大が期待されています。

ポストグラジュエートTESOL(Postgraduate TESOL)
履修内容はサーティフィケート・インTESOL、ディプロマ・インTESOLと同様に実務的に充実した内容となっています。ポストグラジュエート(Postgraduate)は、大学で半年~1年間履修する資格です。TESOL資格の価値基準として、このポストグラジュエート以上を推奨している資格認定団体も多く存在しています。そのためTESOLの確かな履修のレベルとしては国際的に保証された大変高度なものとされています。

マスター・インTESOL(MA in TESOL)
TESOLの中でもっとも難易度の高い資格として評価されているのがこのマスター・インTESOL、いわゆる修士号のことです。先述した英語教育に力を入れる中東の政府などが求めるもっとも高度な資格として求められるコースです。各国の英語教育期間で管理職として活躍するなど、上級のポストを希望する場合は、この修士号を取得することが必須となります。また取得後に博士課程に進むなど研究者としての進路を選択する際にも必要な資格となります。もっとも難易度の高いマスター・インTESOLこそ、TESOL取得者の最高峰としてヒエラルキーのトップに立つ人材として認められることはいうまでもありません。