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「国際的な仕事に就くこと」と「海外生活経験」について

マレーシア留学

今回は荒木隆事務所代表である荒木隆の学生時代からの友人であり、国際弁理士として大活躍しておられる松井宏記先生に海外生活について寄稿いただきました。これから海外留学を検討されておられる方々に是非とも参考にしていただきたいと思います。

マレーシア留学大阪市で特許法律事務所を共同経営している弁理士の松井宏記と申します。みなさんは、弁理士という資格をご存知ないかもしれません。弁理士は国家資格の中でもかなり国際派の資格です。といいますのも、特許、商標などの知的財産権取得の代理を行うのが弁理士ですが、日本企業が海外で知的財産権を取得する際には外国の弁理士に依頼する必要があります。また、その逆もあって、外国企業が日本で知的財産権を取得する際には日本の弁理士に依頼する必要があります。よって、弁理士には国際的なコミュニケーションスキルとコネクションが求められます。

私は、知的財産権の中でも意匠(デザイン)や商標(ブランド)の権利取得について、日本および世界で日本企業を代理する仕事をしています。また、私は日本企業が経済活動を行う殆どの国において、現地の弁理士や弁護士とのネットワークを持っています。よって、私の仕事の半分以上は英語で行います。主に読み書きですが、国際会議への海外出張も多く、海外で講演も行います。その際には英会話力が大きく要求されます。

では、私は、最初から海外に興味があって英語が話せて・・かというと、そんなことはありません。生まれてから大学卒業まで、一度も海外に行った経験はありませんでした。大学卒業後、特許事務所に勤めた際に英語の必要性に初めて気づいたのでした。また、海外への興味も芽生えたのも就職後でした。

外国の文化に触れたことがない恐怖感

勤務時代の特許事務所には、外国から弁理士が来られることが多かったのですが、最初は何を英語で話すといいのか、どう話したらいいのか分かりませんでした。外国人に対する根本的な理解が欠けていたのです。外国の文化に触れたことがないことの恐怖を感じました。そこで、自分なりに英語圏の方を自宅に招いて英会話のプライベートレッスンを行い、外国文化の理解を心がけました。レッスンにはテキストなど用意せず、ひたすらフリートークだったので、同年代の外国人と何でも話しました。また、外国人同士の飲み会にも誘ってもらって、ひたすら英会話と外国人に慣れることを大阪で行いました。このような時期が5、6年間続きました。その甲斐あって、外国の弁理士が事務所に来られて話していても、和気藹々と話すことができ、また、会食していても、概ね何を話すべきか、どのように振る舞うべきかを身についていました。

ある日、海外出張(アメリカ)に一人で出掛けました。海外ということは日本以外の国で英語を話すことになります。今まで外国人一人と日本人多数という場面で英語を話していたのですが、海外に行くとそうではありません。逆になります。英語を話す外国人が多数のところに、日本人一人です。ひとたび話題についていけなくなると大変です。とにかく付いていく必要があります。そのとき、本当に「英語が話せる人」というのは、こういう日本人一人の状況でもきっちりと振る舞うことができて話せる人だと感じました。それからそういう「英語が話せる人」になろうと、日本で、外国人の友達に、外国人が集まるBarなどに誘ってもらって、ひたすら日本人一人の場所で話す、聞く、振る舞う、という機会を作りました(聞こえはいいですが、単に外国人の友達と飲みに行っていただけとも言います)。

単身でイギリスへ

私が32才の頃(すでに業界経験は10年くらいになっていました)、イギリスの特許事務所に滞在して、ヨーロッパの制度を学んできていいという機会を、勤務先からいただき、イギリスのリバプールに6ヶ月間、単身で滞在しました。

マレーシア留学

リバプールに行かれた方なら分かると思いますが、日本人は殆ど住んでいません。私はビートルズで有名なCavern Clubの近くに住んで、リバプールの中心地にいましたが、日本人に出会ったことはありません。7月下旬にビートルズウィークがあり、世界中からビートルズのコピーバンドが集まりますが、その時に日本人を見かけたくらいです。

マレーシア留学

というわけで、日本人一人という状況が6ヶ月間続いたわけです。この経験は貴重でした。当時はスマホなどなく、国際電話=高価でしたので、日本には電話もせず。6ヶ月間、殆ど日本語を話さず過ごしました。この日本人一人で英語圏に滞在することで、いろんな方に週末のパーティなどに誘っていただいきました。そうするうちに、イギリスの文化、イギリス人のGentleな生き方を少しですが理解できた気がしました。英語についても、リバプールでは「スカウス」という強烈な方言が話されるので理解が難しいのですが、そういう状況で過ごすと、ロンドンで英語を聞いたときに、日本のテレビ英会話のようにものすごく理解しやすく感じました。

マレーシア留学

英会話力の向上には海外の文化を理解することが大切

海外で暮らすことにより、外国の文化を肌で感じる経験は、国際的な仕事を行うには必要です。日本人は英語を読み書きできますが、話すのが難しいという方が多いと思います。これは外国人の文化を理解できていないことが多いと思っています。何を話したら相手が興味示すのかわからないのです。どういうノリがいいのか、何がタブーなのか。また文法を気にするあまり、簡単な単語もでてこないのです。

世界には英語を母国語としない国が多いのですが、他の国の人は英語をうまく話せているように見えます。しかし、彼らは他の国の文化などをよく理解していますし、文化を理解しようとする気持ちがあるので、英語を話しやすいということが多いにあると思います。

海外文化を知ることにより臆せず外国人と話せるようになることは、国際的な仕事を行うには必須です。そのためには、いつか海外生活を経験する必要があると思っています。これによって、文化的な壁を崩せると思いますし、その結果、英会話力も上がります。

海外経験で文化の壁を乗り越えましょう。

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