海外への親子留学

海外親子(母子)留学について

母親と子供が一緒に海外留学する海外親子(母子)留学についてご紹介します。子供に小さいうちから本格的な英語を学ばせたい、グローバル社会に通用する大人になるために海外での経験を積ませたい、そう願う親御さんは多くいらっしゃるのではないでしょうか。留学の費用、生活の基盤、家族の形など、様々な問題がある中で、それらをポジティブにクリアしていくスタイルとして、親子での英語習得に向けたアジア圏への海外留学が注目されています。

母国=ホームとしての日本

国内で仕事を持つ父親は日本を離れることが難しい上に、一家で移住となると大変困難です。そこで、父親は単身日本に残り生活の基盤を維持し、子供の英語習得に向けて、母親と子供が留学するというスタイルが注目されています。
将来グローバル社会を生きる日本人となる子供にとって、アイデンティティの形成は一生を左右する問題です。アイデンティティを形成する上で、母国をしっかり認識することは大変重要な要素となります。そのため、生活の基盤を日本に残すことで、概念としての母国を理解することが難しい低年齢の子供でも、自然な形で理解、体得していくことができるのです。母国を持つこと、海外での豊かな経験を積むこと、そのどちらも実現できるのが海外親子留学です。

親子で叶える早期留学

子供だけの留学の適正な時期というと中学生以上など、ある程度高い年齢に達していなければなりません。自身の身の回りのことができたり、その場で適切な判断をしたり、それら全てを自分ひとりでできる能力を求められるからです。成長過程である未熟な子供にとって、親元を離れて海外で生活することは大変なストレスになることもあります。親子留学のメリットはそういった子供の心の不安を取り除けることにもあります。例えば、幼稚園児、小学校低学年などの子供は、自分の身の回りのことをする上でまだ親の手を必要とします。しかし、脳の発達、学習面での効果を考えると、中学生よりも幼稚園児や小学校低学年の子供など低年齢であるほど、その密度が高いことでも知られています。英語の早期教育という点から見ても、親子留学はとても有意義なスタイルです。
そして、感受性が柔軟な低年齢のうちに留学することで、外部としての海外ではなく、身近な他者との出会いとしての海外での豊かな経験を積むことができるでしょう。

留学先

留学先として近年注目されているのは、様々な民族が豊かに暮らし、それぞれの交流の上で英語を広く使うアジアの国々です。他の英語圏に比べて費用を抑えられる上に、同じアジア人の中で英語を使う貴重な経験を積むことができます。例えば子供が将来、日本の企業で働くことを想定すると、英語でのコミュニケーションをより多く交わす相手はアジアの国々といわれています。また、様々な民族が豊かに暮らすアジアの国々での多様な経験がベースにあれば、その後に活躍するステージとして選択する国はさらに多くなります。そういった経緯から、実現可能な海外留学として今アジアの国々が注目されています。

留学先として挙げられるアジアの主な国々は、フィリピン、マレーシア、シンガポールなどです。その中でも、マレーシアの教育環境を例にご紹介します。マレーシアと一口に言っても地域差はありますが、全体としては様々なスタイルのインターナショナル・スクールがあり、教育環境も大変充実しています。マレーシアは歴史的な背景から、イギリスの影響を現在でも色濃く残しています。そういったことからも欧米の大学との連携が図られており、海外の大学への進学を希望する方にもご満足頂ける環境となっています。

日本人の子供を受け入れる体制のある幼稚園、小学校、中学校、高校、大学などもあり、学校によっては季節ごとの短期プログラムなども用意されていて、短期留学をお考えの方にも適しています。カリキュラムは多岐にわたり、国際バカロレア、IGCSE、アメリカ式 、イギリス式、ケンブリッジ、カナダオンタリオ、オーストラリア、シンガポール式などから、子供の適正に合わせたものを選択することができます。

内容を少しご紹介しますと、国際バカロレアとは文部科学省も推進しているグローバル社会に適した人材を育てるカリキュラムです。国際バカロレアの本部はジュネーブにあり、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を得ることで、世界の様々な国での大学進学への道を開くことができます。

IGCSEはInternational General Certificate of Secondary Education の略です。インターナショナル・スクールで学ぶ子供を対象にしたイギリスの義務教育終了試験が用意されています。そして、母語が英語でない子供たちにも配慮されている大変高度なカリキュラムです。

留学期間

期間は1~2週間の短期から、数年に渡る各人に合った自由なスタイルで、子供がまだ小さいうちから海外での充実した生活を実現しようというものです。海外留学に求めるものがそれぞれ異なるように、期間もご自身の置かれた状況によって自由に決めることができます。長期に渡る海外留学はとても考えられない、という方もいらっしゃるでしょう。そういう方には、幼稚園や小学校の休みを利用した短期間の親子留学をおすすめします。短期間であっても海外経験のファースト・ステップを踏み出すことができれば、後の大きなステップに繋がるベースとなるでしょう。その他に、夏休みを利用して海外での親子留学を経験し、その後、親子で長期留学をする、といった導入方法としても短期留学をお考えの方も多くいらっしゃいます。

母親の自己実現に向けて

学生時代に海外留学経験があるものの、その後の日本国内での生活で実践的な英語力を維持できなかったという方は少なくないでしょう。そういった経験をお持ちの母親世代の新たな自己実現の道としても、親子留学は注目されています。子育てをしている今の自分だけではなく、子供が成人した後の自分の人生をより充実したものにしたい、と願う方も多いのが現状です。学生時代の海外留学経験で培った英語力をそのままにしておくのではなく、再び活かす道としても最適です。子供だけでなく、母親自身も新たな海外留学経験を積み、自らをブラッシュアップしていくのです。また、子供は母親の姿をしっかりと見て育つものです。ご自身が勉強する姿を見せることで英語だけでなく、その他のあらゆる学習に対しても真剣に取り組む姿勢が身につくでしょう。母親と共に同じ経験をすることは、子供の心身の充実した発達を促す上でも、大変有意義です。

英語の早期教育の実現

英語をいつから、どのように学ばせるのか、それが最大の関心事ではないでしょうか。結論から言うと、なるべく早くから始めたほうがいいというのが現在の考え方の主流です。文化、民族、人種の違いなどに対して、非常に高い感受性を持ち、柔軟に吸収できるのは幼稚園児~小学校低学年くらいの低年齢児といわれています。反対に、小学校高学年など、ある程度の年齢に達すると精神的な成長が妨げとなり、何に対してもフラットに受け入れていく姿勢が失われ大人と同じようにスムーズに吸収できなくなります。低年齢児にとって母親は生きる上で一番身近で大切な存在です。日本語をどうやって子供が習得するのかを考えれば明らかなように、子供たちは母親の姿を模倣することから様々なことを体得していきます。母親が海外で英語を話す姿を子供に見せることで、自然なものとして英語を覚えたり、海外での生活を楽しんだりすることができるでしょう。また、子供は8~9歳の思春期の導入期とともに自立心の芽生えから親に対する照れや、反抗心というものが育ってきます。それ以上の高年齢になると、さらに親との関係が容易ではなくなります。低年齢児にとって、これから始まる長い人生のファースト・ステップを母親と海外で過ごすことが、その後の人生にとってもいかに貴重な経験となり得るかについて、今一度考えてみてください。

第二言語習得の可能性

精神的な発達だけでなく、身体的発達を見ても、実は英語を習得するのに適した時期というのは幼稚園児~小学校低学年の低年齢児と考えられています。人間の耳が本来聞き取ることができる周波数は20~20,000ヘルツ程度です。しかし、聴力というのは乳幼児期にどれだけ多くの音を聞き分ける必要のある生活環境にいるかによって大きな差異が生じるのです。20~20,000ヘルツを聞き分けることのできる健康な耳を持って生まれたとしても、使用しない領域は成長過程で淘汰されていきます。それは日常的に使用しない領域の聴力は不要と脳が判断するために起こります。そして、とても残念なことに我々が話す日本語は世界の様々な言語と比較しても、圧倒的に狭い領域だけで話されているのです。

日本語 125〜1,500Hz
英語 750〜12,000Hz
イタリア語 2,000〜4,000Hz
フランス語 1,000〜3,000Hz
ロシア語 125〜8,000Hz

日本語を話す上で必要な周波数は125~1,500ヘルツ、英語は話す地域によって差異があるためそのすべてをカバーすることを考えると750~12,000ヘルツといわれています。我々日本人が英語教育を受ける小学校高学年に達した時には、日本語で使用する領域だけを残して聴力が淘汰されていることもあるのです。ある程度の年齢に達してから英語を始めると、ネイティブ・スピーカーのような綺麗な発音を習得することが困難な理由はここにあります。聴力の問題をクリアするには、乳幼児期にいかに多くの音に接する環境で子供を育てることができるか、ということも英語習得にとって大変重要な要素なのです。

世界共通語を習得した真のグローバル人材へ

インターネットが発達したことで、世界がますます密なコミュニケーションをとる時代となりました。社会のさらなる高度なグローバル化が期待される中で、世界共通語としての英語を話す能力が子供たちにとって重要であることは明白です。より自然に、より楽しく、より高度な英語を身につることは子供が未来に羽ばたく可能性を無限に広げます。そしてそれを実現する上で必要な時期は、子供の人生が始まったばかりのごく初期に訪れるのです。二度と取り戻すことのできない貴重なこの時期に、親子留学という素晴らしい選択肢があることは我々の未来にとって光となることでしょう。

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