マレーシアの大学制度

世界50カ国以上から留学生が集まるマレーシア

英語を準公用語として使用するマレーシアは近年、経済発展が目覚しく、最も活気あるアジアの国として世界中から注目されています。そんなマレーシアの最高学府では、学内公用語として英語が使われています。世界50カ国以上から留学生が集まり、英語はもちろん、様々な学問を個々人のスタイルに合わせて自由に学べるマレーシアの大学についてご紹介します。

マレーシアの大学制度

イギリス的な教育制度

マレーシアはイギリス統治下に置かれていた歴史的背景から、教育制度はイギリスの影響を色濃く残しています。日常生活では準公用語として使われる英語ですが、大学では広く一般的に学内公用語として英語が使われています。英語のスタイルもアメリカ英語ではなく、イギリス英語に近いこともマレーシアの特徴です。

大学進学英語コースで英語の基礎力アップ

留学生を多く受け入れるマレーシアの大学では、学内公用語が英語という点から、学位の履修において、英語力が問われます。しかし、日本の高校を卒業した学生が留学を希望する場合、入学判定に利用されるTOEFL、IELTSのスコアが基準に満たないことがしばしば見受けられます。その場合は、大学進学英語コースの履修をすることができるので、英語力に自信がない学生でも留学が可能です。まず大学進学英語コースを履修してから、学位の履修に進みます。

大学進学英語コースの履修期間は、3~6ヶ月間となっており、能力に応じて学べるよう、期間が用意されています。公私ともにしっかりと英語を使用することで、確実に実力をつけることができます。そして、コミュニケーション、学問の基礎として不可欠な英語の基礎力アップをはかることで、先の進学の可能性が広がります。

短期大学、4年制大学だけでない自由な学習スタイル

マレーシアの大学は日本の大学のように、4(6)年制の大学、2年制の短期大学、と大別されることはありません。それらに相当する履修スタイルはありますが、個々人のレベル、ペース、学習スタイルに合われて自由に選択することができます。そして海外大学への編入・転学も盛んに行われており、取得する学位においても実に選択肢が多く存在します。

例えば、日本の短期大学相当の準学位を取得してから他の大学の2年次に編入したり、マレーシア国内のみの履修で海外大学の学位を取得したり、また、海外の提携大学へ留学したりすることができます。

(1)日本の大学制度との違い

マレーシアの大学制度は、個々人の差異に合った学びのスタイルを叶えるという点でとても優れています。4(6)年生大学、短期大学、と大別される日本の制度とは違い、一見すると複雑でわかりにくいのが特徴です。入学時期や、就学年数だけをとってみても、画一的に進められる日本の大学制度とは違い、実に多様性に富んでいます。しかし、この多様性こそが日本の大学では実現が難しい、将来の可能性を大きく広げるチャンスとなり得るのです。

何を学びたいのかを考える環境がある

日本の大学では、卒業後の進路から逆算して、学校を選ぶ段階で具体的な目標設定を求められます。一方、マレーシアの大学は、個々人のペースで学ぶことができるので、大学に入学する段階で具体的な目標を持っていなくてもかまいません。

大学での履修期間は、主に3年(医学部・工学部などは4年)で、入学後すぐに専門課程の履修が始まります。そのため、事前に1~2年の一般教養課程を履修してから進学するコースを選択することも可能です。ファウンデーション・コース(Foundation)は履修期間が1年間の一般教養課程、ディプロマ(Diploma)課程は日本の短期大学に相当する2~2年半の履修過程となります。ディプロマ・コース履修後は、大学の2年次に編入可能です。こういったスタイルを選択することで、大学に通いながら新たな目標や夢に出会うことも可能です。

学問するスタイルの違い

日本の大学でのレクチャー式の授業とは違い、マレーシアの大学ではディスカッション、プレゼンテーションなどのスタイルを用いた能動的な姿勢で学問することを求められます。ディスカッション、プレゼンテーションなど、自分の考えを明確に主張するスキルは、大学卒業後に実際に社会に出て働く上で、必ず求められるものです。

しかし、これらのスキルはレクチャー式の日本の大学でマスターすることは大変難しいといわれています。その点、マレーシアでは世界各国からの留学生の中で、相手と自分の違いを見つめながら、実践的なディスカッション、プレゼンテーションのスキルを磨くことができます。社会に出る前に、実社会以上に刺激的な環境が期待されるマレーシアの大学でそれらのスキルを習得できれば、留学によって身につけた英語力と相まって、即戦力として求められる人材になり得るでしょう。そして何といっても、そういった充実した個性を持つことで、人生はより豊かに創造的なものになっていくでしょう。

英語の成績が入学基準に満たないとき

日本の高校を卒業して、マレーシアの大学への進学を考える場合に、問題となってくるのが基礎英語力です。英語に自信がない場合、英語力が入学基準に満たない場合、共に3~6ヶ月間の英語を集中的な履修して基礎力を身に着けます。また、入学段階で希望する学部が定まらない場合は、1年間一般教養の履修をするなど、学部・学科が定まらなくても学びながら視野を広げる時間を持てるのが魅力です。

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